5月の大会part2!ということで今回は5/13に行われたGolden Cupについて、2年生の木浦君に書いてもらいました(`・ω・´)

この大会、2年生のジャッジ育成が目的で、いつものブログとは少し違う視点からのお話となっております。

 

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[12th Golden Cup]

 

 九州大学2回生の木浦和哉と申します。この度は5月13日に大阪大学で、2年生向けのジャッジ育成を目的として開催されたGolden Cupという大会に出て参りました。(もちろん行くからには練習会から参加してきました)「九州からはるばる何できたの!?」とか「わざわざ九州からありがとう」とか色々なことを言われましたが、個人的には最近開かれた大会の中で最も強い意味をもって出場した大会だったかなと思います。その思いや、背景にあったことなどをつらつら書いて行くので大変長い文章になると思いますが、最後まで読んでいただければ幸いです。

 

Sign Post←ディベーターで一番大事なことだからね!!

1 モーションとラウンドについて(やっぱここがみんな知りたいところでしょ!??)

2 Golden Cupへのモチベーションと反省

 

1 モーションとラウンドについて

Pre-R1: THBT indigenous community should not commodify their culture.(Chair)

あーこれ最近NDOのプレパ練でやったやつやーん(NDO 2017  R1)と思いつつ、Govむずくね!?って印象を抱きジャッジへ挑みました。初のジャッジだったんですが、2日間を通じて一番よくできた(と個人的に思っている)ラウンドでした。Govが出しているコンテクストとOppが出していたコンテクストが違ったけど、そのコンテクストの優劣を決める具体的な基準がなかったため、両方のコンテクストに優劣つけられない理由を説明したのち、両方のコンテクストをとってもOppが勝つよね!?みたいなRFDをしたと思います。

 

Pre-R2: In states that have legalized euthanasia, THW allow assisted suicide to minors without regard to parental consent. (Panel)

え!わけわからん!このモーション!安楽死は合法化してるって、大人も子供も!?そんな所あったっけ?それともこれはリアリスティックコンテクストから考えて大人だけ安楽死合法化されているっていう前提なのか・・・?むしろassisted suicideって現状犯罪だよね!!しかもそれ子供にするの!?大人はOKなん?しかも子供って医療におけるオートノミーでさえないのに・・・わからんわからん!!って思ってベニューに向かいました。案の定GovはAssisted suicideを安楽死っていう風に定義して、これって的確なdefinitionじゃないよな・・・と思ってLOの話を聞いてたらGovのケースせま!ていうDefinition Challengeがあり、とても初心者ジャッジにはどっちにvoteしていいかわからない難しいラウンドでした。結果はOpp勝ちに俺は入れたものの4-1splitマイナーボーター!!!でもRFDの後褒められたからいいもん!!

 

Pre-R3: THBT judges of Supreme Court should be directly elected by the citizens. (PM)

Preラウンドはジャッジの数が多くて各ジャッジ必ず1回はディベーターをすることになっていたためR3はディベーターでした。神戸大学の女の子とjointでした。プレパの時にまーーペアのこアイデア出る出る。俺はずーっと”ふむふむ”状態でした。市民が責任持つべきって話を一生懸命していたんですが(プラに落ちないと考えたため)結局Govが守りたかったPrincipleって何だったの?と全ジャッジから言われる始末。結果は2-2splitだったもののChairがOppに入れていたため自分たちは負けでした。PMの下手さに絶望したため、これから1stの練習を欠かさずやらなきゃいけないなと、反省させてくれるラウンドでした。

 

R1: THBT developing countries should introduce environmental tax.(Panel)

GovもOppも綺麗なプリンシプルを立ていたためPrincipleから生じるPracticalで比べOppに入れました。このラウンドRFDそんなにうまくいかなかったな。コンセンサスとなっていたこと(前提)の説明も微妙だったし・・・って思ったらまさかの9.5点をいただきました!前提の説明以外は良かったということでしょうか!?

 

R2: THBT the publication of opinion polls does more harm than good for democracy. (Panel)

モーションリリースと同時にHKDOのやつじゃーーーんっていう声がどこそこから聞こえてきましたが、自分的には去年のIchoのGFなんだよな・・・しかも自分その時全く理解できなかったから純粋に何いうか知らねーみたいな。しかもdoes more harm than goodってジャッジを殺しにかかってきてるやん!と思いつつラウンドへ。幸いラウンドの中で各1stがコンパラティブにharm-benefitを比べるのではなくGovはharmを、Oppはbenefitを推してきていたのでジャッジはしやすかったかなと思います。Oppを勝ちにしました。7点。まあThe Kansaiでジャッジした時のR1,R3も7点だったしこんなもんかなーと。おそらくGov寄りのRFDをしてあげたらもう少し点数が上がってたのかなと思いました。

 

R3: THBT women should be criminally liable for harm to fetuses in utero as a result of their lifestyle choice. (Panel)

トップラウンドじゃないし、ChairじゃないしこれはR1,R2の結果がよくなかったな!?とショックになりながらジャッジに向かいました。(後からわかったことだったんですが、実は自分が見ていたラウンドは2勝VS1勝でトップラウンドだった、かつ悪かったのはR1でもR2でもなくジャッジテストでした)めちゃくちゃいいディベートで超感動しました。両方から飛んでくるマターが本当に素晴らしく、かつ反論も素晴らしく、おーーーこれは久しぶりに聞く超接戦ディベートでした。7分経ってもdecisionが決まらず、Oppのpremiseに対するうまい反論がなかったため今回はOppを勝ちにしました。超接戦な感じでRFDつけたら後から、「Opp、余裕で勝ってたくない?」。とディベーターの方から・・・ジャッジは2-2splitですよ!笑2年生ジャッジにその優位性はわかりませんでした。結果は8点。自分の中でよくRFDできた感じがあったので8点もらえて嬉しかったです。

 

ブレイクする気満々でこの大会に出たのに、惜しくも?ブレイク落ちでした。(7位までがブレイクで、11位)

 

 

2 Golden Cupに出るモチベーションと反省

 

僕は1年前からジャッジとしての目標として銀杏杯でブレイクして、あわよくばGFのジャッジをする!って思いながらジャッジの練習をしてきました。なぜ割と有名なオープン大会とかじゃなく、1年生大会の銀杏杯なのか。それは去年自分が銀杏杯でいろいろな先輩のアドバイス等もあって、5th breaking team、そして本戦ラウンドでも1回勝ち上がることが出来ました。この恩、というものを何かの形で返したい。とすれば、今度は後輩が同じような轍を踏めるようなアドバイスをすること、そして、自分も自分でしっかりジャッジとしてプライズを取りに行くことなのかな、と思いました。そのモチベーションのもと最近はジャッジとしても大会に参加させていただきました。

 

まず最初にジャッジとして参加させていただいた大会は3/4にあった九州大学の部内戦。ここでは先輩には勝てなかったもののまずまずの成績が残せました。正直お世辞かお世辞じゃないかわからないんですが、ジャッジはそこそこできるんじゃない?みたいなことも言われて少し自信を持ってジャッジに挑みました。

 

しかし、次に参加した3/17に行われたThe Kansaiという大会に出て、R1,R2はそこそこ良かったんですけど、R3でトップラウンドのジャッジをした際に、両方のチームがめちゃくちゃロジック詰まっている時に自分がどうやってジャッジしたらいいのか分からないということに気づいてしまいました。R4もバブルラウンドのパネルに入れていただいたものの、両方のチームが言っていることがどちらも正しいような気がして、こうした時に何で差をつければいいのか、、、結局この大会ではその問いに答えられませんでした。

 

上のThe KansaiであったことがGolden Cupに出る1番のモチベーションだったのかと思います。実際にトップディベーターのラウンドをどういうところで差をつければ良いのかというのを学べるいい機会になると思い、今回この大会に出場いたしました。というのが名目の理由。実際この大会に出てジャッジプライズを取って自分のジャッジに自信をつけたい!ていうのが本当の理由だったのかもしれません。

 

実際に、The Kansaiであともう少し良かったらブレイクだったから、この大会は個人的にも結果を残したかったです。ジャッジスコアを見てみるとR1からR3の平均点は8.17(The Kansaiのときは7.19だったので成長👏)でまずまず、って感じだったんですけど、JTの結果が3点。。。確かにこのジャッジテストを出す前にしっかり他の大会のジャッジテストを何個かやってこんな感じで書くのかーとかを学んでからGolden CupのJTを出そうと決めていたのに、春Tが終わってから疲れたー、とか言い訳をしててやらなかったのがよくなかったな。と。そういえばそういう経験って今回だけじゃなくて、あの時この練習をやっとけば今もう少しいい結果が出てたかもな。とか。ディベートの練習はどんなに忙しくても、やらないと他大のライバルには勝てない。何回も同じことを過去に思っていますが、それを1番実感した大会がこの大会でした。

 

ディベーターとしてはGemini、ジャッジとしてはIchoで絶対いい成績を残せるように個人練・チーム練ともに頑張って行けたらなと思います。

 

待って!?自分が書いたこの文迷走している!?まあ!お許しください笑

 

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更新者は大会ジャッジ未経験なのでこういったブログは新鮮だなと感じました!

2年生2名が出場し、オーソリと呼ばれる方々のプレッシャーに負けず、大会を乗り越えたので、今後のQUDS2年のジャッジをリードしてくれる存在になってくれると思います(∩´∀`)∩

 

大会お疲れ様でした!!

 

↑あまり写真がなくて申し訳ありません。おそらくORの様子です。