こんにちは。いよいよBPからAsianへとディベートスタイルが移り変わる季節となってきました。今回は1年生の学年制BP大会としては最後となるであろうKKCupに参加した1年生の榎本君にブログを書いてもらいました。

この1年間の集大成として出た大会がどうだったのか、ぜひお読みください!

 

 

 

はじめまして、QUDS一年(新二年生)の榎本航征です。

これまでの人生でブログというものは書いたことがありません。おそらく文章が長くなりPOIを飛ばしたくなるようなことも書いてしまうかもしれませんが、あいにく取れないのでこのまま最後まで読んでいただけると幸いです。

今回はまず先日名古屋で開かれたKK-cupの振り返りをし、次にこれまでのQUDSでの一年間を総ざらいした後、最後に二年生になった時の抱負について書こうと思います。

 

まず一点目にKK-cupについてです。先に結果を申し上げておきますと、チーム15位(ブレイク枠は14チームだったので、ブレイク落ち首位)個人スピーカー17位という何とも言えない結果に終わってしまいました。パートナーと名古屋の街をディベートについて語らいながら宿(ネカフェ)に帰ったというのが一番の記憶です。

 

ラウンド振り返り

R1:THBT western liberal democracies should dismantle political parties that promotes racist ideologies

前日の飛行機の中でモナシュ大学のfirst principleをよみ、democraciesのことについて鮮明に覚えていたので、motionが出た瞬間に「来たっっ!」となりました。先輩から教わった大会では0.8倍速でしゃべるということを意識しながら、dismantleした世界でも確実に存在するracismの思想を持っている人がどんなふうに感じるのか、どんな行動を起こすのだろうか、そのインパクトは何かと考えながらスピーチができた自己満足度が高いラウンドでした。惜しくも二位になりましたが、ジャッジに本当に迷ったと言われたので、心の中でガッツポーズをしてしまいました。

 

R2:TH, as minority group in their region, would shame majority race group who publicly state their racial preference in their dating and sex lives

僕にとって問題のラウンドです。COだった僕はオープニングでshameの分析とshameしなかった世界についての話がなかったと感じ、shameしたらpubliclyであえて言っているすごいインセンティブを持っている人は反感持って何か起こすよね、shameしなくてもmajority内で行き過ぎたsexualな行動や言動にはself-purificationがかかるよねという点をエクステンションとして話した(つもり)でした。レベルが高いラウンドの中、心の中では「これはいけるで・・!!!」と試合が終わった瞬間に感じ、そのまま待機部屋へ。しかしながら結果はなんと4位。理由を聞きに行ったのはいいものの、自分の中で燃え尽き症候群が起こってしまい、ラウンド終了後にはスティックパンをくわえたままORで放心していました。今考えてもどうしてだよぉぉ!!!(カイジ風)っていう感じになります。でも僕の伝え方が悪かったので、丁寧なスピーチの重要性に気づかされました。

R3:THS communal rearing

燃え尽き症候群のまま迎えた3ラウンド目。4位を取ってしまったことがずっと頭に残り、クロージングなのにエクステンションが見えない苦しい戦いでした。僕は基本的に自信がある時はジャッジの方を見て歩き回るのですが、このラウンドは微動だにせずずっと下を見たまましゃべっていました。EqualityとParentsからのaffectionの話が出ていたので、なぜequalityが大切なのかについてバリュージャッジの基準をエクステンションとして出そうとしましたが見事に失敗、三位に終わってしまいました。ここで勝ちきれなかったことがブレイク落ちの大きな要因です。次の大会ではくじけない強い心を養ってから行こうと決心しました。

 

R4: THBT handicapped entertainers should refrain from using their disability in a comical or self-deprecating manner to humor the audience

このラウンドでようやく燃え尽き症候群から徐々に抜け出してきます。クロージングだった僕は、オープニングからcomedyって何?どのようにしてdisabilityが使われるの?という分析が全く見えなかったので、そこを中心にスピーチし、なぜ使うことがやばいのか、を指摘しました。終わりよければすべてよし、結果は一位でした。

 

CR(Communication Round): As a means of freshmen recruitment, THBT debating club should never use sugarcoat its activity

しんどいながらもコミュニケーションラウンドなるものに初挑戦しました。パートナーは南山大学の一年生で、もうこのラウンドは遊びや!と思ってプレパしたら神argumentができたので、やっぱり固く考えるのではなくて、発想を柔らかく、笑いながらプレパするのもいいのではないだろうか、と感じました。Debating societyって基本的に個性が強い人がたくさんいて、騙されて入部してきたfreshmenが困惑したり、彼女/彼氏が作れない(作りにくい)などのハームをひたすらイラストして、最後にかけがえのない大学生活はたったの4年しかないんやで!と現状の自分をひたすら攻め続けるスピーチをしてなぜか一位に。正直ディベートがずっとこんな感じだったら楽しいだろうなと思うぐらい良いラウンドでした。

 

このように進んだ一日目、夜ご飯は主に関東の人たちと、人数が多かったのでガストでたくさんお話をしました。その日に出会った人が真横ですわっていて、「それインパクトなくない?笑」みたいな会話ができるのはディベートコミュニティーのめちゃくちゃいい部分だと思います。少し期待はしていましたが、残念ながらブレイクならず、とてつもなく悔しかったのと同時にパートナーへの感謝とブレイクできなくてごめんという感情が渦巻きました。

 

二日目はパートナーと午前中に名古屋観光に。名古屋城ときしめんを食べ、楽しんだ後にGFをディベートしたいなぁと思いながら観戦し、そのまま帰路へ。セントレアから帰ったのですが、時間を持て余して空港内のスーパー銭湯に入り、味噌カツを食べQOL爆上がりの大会遠征でした。

 

二点目に一年生の振り返りです!こんな長い文章を読んでくださっている方には感謝しかありません。ぜひこのまま最後までお読みください。

気が付けば早いもので、もう一年生が終わろうとしています。ドキドキしながら周りにディベートする友達がいなくてぼっちで見学に行ったQUDSは、今では大学生活の大部分を占めるものになりました。大会も神戸に行った若葉杯から、夏休みをプレパ練にささげ僕の中では全ラウンドで納得できるスピーチをし、見事ブレイクを勝ち取った梅子杯、そして先輩と出たBP Novice、最後にKK-cupと数多く参加し、日本各地に行けて、とても充実した一年でした。ディベートしてなかったらQOL上がるのでは?と気づいて三回ぐらい休んでみたものの、いつの間にかディベートしたいなぁと感じる自分のディベキチ具合、負けた時には次会ったら覚えとけよ、こっちは練習しまくるからな・・・という謎の向上心、すべてQUDSで培ったものです。おそらくこれからも所属し、自分のライフワークになると思います。

 

最後に、僕個人の二年生の抱負を発表させていただきたいと思います。聞きたくない、興味ないという方も是非最後まで読んでください!残念ながらインパクトはありませんが笑

 

「感動と楽しみをジャッジのみならず多くの人に届けられるディベーターになる!」

 

二年生では、後輩が入ってきます。大会もレベルが高いものになっていきます。しかし、どんな時での抱負を忘れずにやっていきたいと思います。

 

最後の最後に話は変わりますが、うれしいことに、QUDSの次期チーフに信任されました。身が引き締まると同時に、チーフとしてQUDS全体として、二年生でもっと成長してやる!という野望もあります。QUDSの皆さま、ご迷惑をおかけすることが多々あるかと思います。そんなときは温かい目で見守っていただけると幸いです。

 

それではこれからも、よろしくお願いいたします!

 

 

 

 

次期執行代の長としての意気込みも交えた文章でしたね!ブレイクまでの「あとちょっと」を超えられるように今後も頑張りましょう!

 

大会結果

KK Cup 2020

Participants とんこつ大学(UTDS) (Kosei Enomoto, Ryusin Yanagi)

Pikachu (Osama Khalid Hoshida, Rui Honda)

5th Best Adjudicator Kazuya Kiura

Adjudicator Shunya Kishimoto