こんにちは!

今日はQUDS夏の一大イベント”Kyushu Debate Open”について、2年生でオープンブレイクを果たしたQUKの平田君に書いてもらいしました(*‘∀‘)

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

九州大学 2年の平田です。

この夏8月の18日19日に行われたKyushu Debate Open 2018に、コミッティー(実行委員会)として、ディベーター(選手)として参加させて頂きました!今回はその報告をさせていただきます〜

初ブログデビューで恐縮なのですが、頑張ります️

 

 

★結論

どこぞの馬の骨が書いた冗長な文章を読むのめんどくさいわ!ってそこの貴方のために、結論だけ先に書いておくと、加藤さん高木くん初めとするコミのみんなや参加者、そしてパートナーに感謝がInfiniteなのと、運勢に味方されなくとも勝てる実力を身につけるなきゃなーという戒め、この2点ですね

 

まぁこの文章じゃ何も伝わらないので、暇すぎて髪の毛数えることくらいしかない時にでも読んでくださると嬉しいです。

(伝わらない結論の存在意義とは笑)

 

★そもそもQDOとは?

Kyushu Debate OpenはQUDSの人たちが中心となって開催する英語即興型ディベート、BPスタイルの国際大会です。

部内大会を除けば、僕達QUDSの人が主だって大会運営を経験するのはこの大会くらいな気がします。

 

さらに今年から、Sustainable Developement Goalsにコミットしていく初の国際大会ということで、フードロスやSDGsに絡めたMotionの出題、ディベートを通した教育など、いろんな取り組みが始まりました!

今年の大会の参加者を見てみても、外国など国のDiversityから、中学生やお年を召された方など年齢層のDiversityも広かったです!

 

このように、競技としてのディベートがその効用が例え小さくとも、実社会と結び付き始めたことが、普段多くのSQP(Status Quo のProblem、現状の問題点)を語る1ディベーターとして嬉しく思います。

将来、より多くの問題が議論され、少しでも解決に繋がって、全ての人が生きやすい社会になればよいなぁと思います。(もちろん自分もそれに貢献できれば!と思います)

 

★ディベーターとしての前日譚

実は去年もディベーターとして、QDOに参加していて、同じく甲南高校からの腐れ縁Daddyこと木浦和哉くんと、QU Kとして出場していました。(このQU Kってラウンド前に書きやすくて気に入っています笑 )

去年の結果は、4つのラウンドを通じてたった2ポイントのなんとワースト4位チーム!笑笑

 

その結果を知った日から、一年越しのリベンジのため今年QDO2018に二人で出ることを決定しました

 

特に、パートナーのDaddyはとてもディベートに熱心で、ノービス ブレイクに留まらずオープンブレイクを真剣に目指していました。

(オープンブレイクをすると、梅子杯などレベルの高い大会にジャッジで出場ができるようになります)

 

かくいう僕は、自分の思うように努力もできていなければ、国内大会でも満足のいく結果もなかなか得られていないという状況で、不安がとても大きく心配でしたが、やれるだけ頑張ろうという気持ちでした。

 

 

 ★Day 1

大会当日の朝、よく国内大会で拝見する有名なディベーター方や海外ディベーターが九州大学に集まってくるのを見ながら、不思議な気持ちを覚えながらも、そんな方々とディベートするのだと思うと、期待と不安、1:9くらいで胸がいっぱいでした笑

 

R1 THBT developed countries should pay developing countries to protect ecologically important land and/or waters from economic exploitation

後から振り返ってみると、すべてのチームがオープンブレイクしているというハイレベルなチームに囲まれたラウンドでした

そんな中、うちはCOで臨みましたが、結果として1試合目から4位を取ってしまいました…

主な敗因としては、チームとしてExtentionがよくわからずMechanism自体も浅かったことが挙げられます

 

自分のスピーチもとても情けないもので、文法ぼろぼろ、ワーディングも変、緊張で噛みまくりという穴があったら入りたいクオリティでした。内容もわかりづらく、自分の苦手とするマターをうまくまとめることのできていないダメダメスピーチをかましてしまいました。雰囲気だけは一丁前に、オープニングとクロージングからそれぞれPOIを取ってしまうもいいたいこと言い終わらないというダサさ

後悔の多いラウンドでしたが。まわりの強いチームのスピーチや戦略、ジャッジからの丁寧なフィードバックなどその後の役に立つ学びは多かったと思います。

 

R2 TH rejects all narratives that depict Inseki-Jisatsu as honorable

ディベーターにしょげている暇はありません、あれやこれやと反省しているうちに次のラウンドが明けます。

続いては、引責自殺を誉れとするナラティヴを反対するモーションですね。OGで臨んだこのモーション、プレパ中にマター自体はすんなり考え付いたので、よくある話を明瞭に丁寧にすること、パラダイムの比較をすることを意識してスピーチをしました。結果は、なんとか一位を取ることができました。けれど、ジャッジからのフィードバックでも伺ったとおり、より深い分析を目指すべきでした。特に、よくある欠点なのですが、SQに比べてAPがさらりとなぞるだけになりがちなので意識して分析を多くするべきだと反省しました。

 

R3 Assuming the Development of Artificial Intelligence (AI) medical robot that are proven to perform better than human doctor, THW conceal all incidents of medical accidents caused by AI.

再びのクロージング、CGで臨んだラウンドです。R1での反省を踏まえながら、スピーチをしました。今回、エクステンションとして1.OGのimpactを伸ばすこと、2.OOのPrinciple、Right to knowに対する線引き、以上のふたつを行いました。結果として、1つめはあまり差別化できずジャッジから評価はされませんでした。一方で2つめは、ちゃんとエクステンションとして評価されました。順位は、OOに勝ったものの3位で終わってしまいました。

 

R4 THW institute a quota for female leaders in academic institutions/organization

4点で迎えた最後のラウンドです!

周りには、国内大会でよく見る方々に囲まれていたラウンドで、恐れ多かったです。female quota という今まで何度も繰り返した古典チックなMotionで、OOでやれたことは運が良かったです!

いつも話すquotaの話の中に、academic institution/organization leaderのユニークネスを組み込んで、Argumentを強化するスピーチができたと思います。

自分の出せる全力が出せたので納得の終わりでした。

 

オープンブレイクには8点が必要とされるなか、R3の終了時点で4ポイントだったのでオープンブレイクは諦めていましたが、ルーキーブレイクにはなんとか届いたかなぁという手応えで終わりました。

(7ポイントでもスピーカースコアが上位なら希望はありますが、自分達がそんなスコアをとるのはとても難しく不可能だと考え8ポイントが必要だと認識していました)

 

夜のブレイクナイトでは、日中のラウンドのことは気にせず食事を楽しんだり、仲の良い中部ディベーターの方々とお喋りをしていました。

その後ブレイクアナウンスメントが始まり、少し緊張してはいたもののルーキーブレイクはかたいかなーなどと安心しきっていました。

しかし、ルーキーブレイクのアナウンスでは呼ばれず、「まじかー、あれで4位かー」などと思ってかなり落胆していました。

ところが、奇跡的にオープンブレイクのアナウンスで呼ばれました!!!

なんと、諦めていたオープンブレイクのほうでギリギリ滑り込んでいたのです。

この瞬間は人生で1、2を争うくらいに嬉しかったです

周りのQUDSのメンバーや他のディベーターの方々にも、祝ってもらったりと本当に嬉しかったです。

 

後々、詳細を見てみるとR4のスピーカースコアが二人とも78点と、かなり評価されておりそのおかげでオープンブレイクに至ったという次第でした。ただでさえ、国内大会で77点の壁を越えられず76点しか取ったことなかったのに、ジョシュアさんという偉大なジャッジからそのような評価を頂けたことが本当に嬉しかったです。

(R3でも何故か77点がついていて、そちらも嬉しかったです笑)

 

★Day 2

本当に、オープンブレイクして本選で戦うことになるとは全く思っていませんでした。2日目です。

正直、奇跡のような偶然で自分の実力に見合っていないと思ってばかりいたので、とりあえず朝のうちは、スピ練してみたり、前日のラウンドを振り返ったり出来る限りの足掻きをしていました。

 

Pre QF THBT it is never justified to assassinate state-sponsored scientists and researchers conducted research into weapons of mass destruction

上位8チーム以外が参加するPre QFです。このラウンドで、1位か2位をとることで勝ち抜けるのですが、もう自分にはとりあえずやれることをやるしかない!って気持ちで臨みました。ポジションは、前日エクステンションが上手くいってない中でのクロージングであるCGで、上手く評価されるエクステンションを出せるか不安ばかりでした。

プレパの段階では、“never”の証明責任が大きいと考え、そこをどう説明するか考えました。実際のラウンドでは、その説明がOGと被っていなかったこともあり、オープニングのデッドロックを解消するという聞こえの良さそうなフレーミングでエクステンションとして、プレパのマターを出すことが出来ました。

結果は、なんとギリギリで2位になりました!!!オープンブレイクでも個人的に満足過ぎたのですが、1個勝ち進んでしまいました!胃が痛いです!!!

 

QF THBT LGBTQ+ activists in non-Western countries should use and advocate for LGBTQ+ rights and individuals using their local historical terms instead of Western terminology

モーションも長くなってきましたQFです!

ポジションはOOです。至極当然ですが、横も後ろも強豪しかいませんでした。オープンブレイクですら、身に余ると思っていた僕は、いかにして恥をかかないスピーチをするかしか頭にありませんでした。(ごめんなさいdaddy)

元々上がりやすい性格で、あまりこんな晴れ舞台に上がった経験もなく、完全に緊張してしまい自分の万全のスピーチすら出来ませんでした。(本調子が発揮できたとしても、実力が他のディベーターと並ぶなどとは微塵も驕ってはいません!)

実際のスピーチは、おそらくマターの方向性は間違っていないのですが、分析はスカスカ、正しい文法はサヨナラ、噛みまくり、と今になって思い出しても穴があったら入りたい仕上がりでした。

そんな中でも、パートナーのdaddyが奮闘してくれ、結果としては2-1スプリットで負けてしまい3位という惜しいものになりました。無念にもここで散った訳であります。

 

振り返ってみると、初の国際大会本戦出場で、しかもベスト16までくい込んだのは今後同じような成績を取れるのか自信が持てないくらい良いものだったと思います。これもパートナーのおかけだと思います。

 

余談ですがノービススピーカープライズも、あと一点あれば表彰と、惜しくも人生初スピーカープライズのチャンスを逃してしまっていてすこし残念でした。

 

★最後に

最後に、最初の結論の繰り返しになりますが、大会の運営に携わってくださった方々や支援してくださった方々、参加してくださった方々には重ねて感謝申し上げます。とても楽しく、また、大きく成長出来た大会でした。本当にありがとうございます!

そして、自分自身の実力に自信が持てるように、これからも練習を頑張り、他の大会に望んでいきたいと思いますので、皆さんこれからもよろしくお願いします!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

このQDOではQUKのほかに、我らがHung様と名古屋大学のChuさんのチームAmsersも同じくQuarter Finalistとして表彰されました!

 

QUの伝説、”ブレイク後初戦で負ける”を塗り替える思い出深い大会となりました☺

ディベータ―ならびにコミッティーの皆さん、お疲れ様でした!

 

↑QUK,Amsersの表彰の様子

↑コミ集合写真!加藤さん、長い間QDOを支えて下さりありがとうございました