今回BP Novice West 2021にQUDSから3チーム出場しました。去年はなかった大会で2年生は先輩と出た経験がないまま後輩と組むことになり、1年生は初めて先輩と組んで出た部外大会だったため、それぞれたくさん思うところがあって、思い出に残る大会になったのではないでしょうか。今回はこの大会に出場した2年生2名、1年生1名からの文章となります!各々の視点から大会に出場する楽しさやメッセージ等を書いてもらいました。ぜひお読みください!

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こんにちは。QUDS 2年の西村青空と申します。ラウンドのことも書いていますが、おそらく有意義であろう部分は最後にまとめていますので、正直、最後だけ読んでもらっても大丈夫です。

 

1.     参加決定から当日まで

最近のQUDSのディベート熱が謎に高いな〜と主に1,2年生から感じてました。特に同期はGemini Cupを通してモチベが下がらずに、むしろ上がっているような気さえして、すごい嬉しいと同時に、負けてられないけどディベートばっかりしてていいのかな、という焦りも感じてました。一年生にもそれが伝播しているのか、その日の練習が終わった後に、もらったFBを反映させたスピーチのやり直しを送ってきてくれたり、梅子後には一年生同士で自主練をしていたりと、本当にすごいなあ、負けてられないなあ、という気持ちからGemini後から定期的にやっていた同期の栗栖くんとの自主練にも熱が入りました。

そんな時に一年生のひなちゃんからNoviceに誘ってもらえて、後輩と組んで大会に出るということに震えながらも、誘ってもらったからには少なくともひなちゃんの足は引っ張れない、少なくとも「組んでよかった」とは思ってもらえるように、とかなりプレッシャーを感じてました。

初めて部内練習でひなちゃんと組んでclosingをした時、extensionを出せずに申し訳なさでいっぱいな状態で某先輩から「Whipは、というか先輩は、後輩の話を光らせろ」、とブーメランのような、かなり刺さるお言葉をいただき、次の日2人で復習とclosingの練習をするインセンティブになりました。

次はICUの練習お邪魔させてもらった時に、OG15分という短いプレパ時間で細かいところまで伝えきれていなかったようで、いつも一年生同士で組んでる時のひなちゃんの方がしっかりImpactまで落とせてていいスピーチしてる、ということに気づき、私と組んでひなちゃんのスピーチの良さを引き出すどころか削ってしまってるよ〜…どうやってプレパしたらいいんだろう…とたくさん上土井さんとか栗栖くんに嘆きました。皆さんめちゃめちゃ真剣に考えてくださって(本当にありがとうございました🙇‍♀️)まずはひなちゃんと仲良くなって、「わからない」を気軽に言える関係になろう!という結論に至りました。

それからは積極的にひなちゃんとコミュニケーションをとりながら、練習を重ねるごとにある程度プレパの仕方も固まってきて、部内練やJPDU練習会でも、4位は取らない、という割とうまく行っているのでは?という感覚も掴めてきました。直前の2週間ほどはほとんど毎日、プレパ練や他のチームとOpeningの練習やプレパ練、上級生も巻き込んでのラウンド練、上土井さんにたくさんケースをいただくClosing練習など、ある程度いろんなmotionで充実した練習ができたのかなと思います。徐々に「わからない」を伝えてくれることも増えたり、ひなちゃんが詰めていく部分や反論も増えてきたりと、個人的には練習だけでもいろんな収穫があって楽しかったです。

 

2.     本番

本番はめちゃめちゃ緊張してる私の緊張がひなちゃんに伝わってしまいそうになっていましたが、九大祭の合間に電話をくれた周や旅行中にも関わらず1,2ラウンド目ずっと見ててコメントしてくれてた栗栖くん、連絡くれてた上土井さんなどなど、たくさんの方々のおかげで、練習の成果はしっかり発揮できたのかなと思います!

 

R1 In criminal trials, TH Prefers using AI judges to human judges/juries. (CO/2)

1ラウンド目から上のOOwarabiのお二人(今田さん・三谷さん)がいて、OPP Winにするしかない…というラウンドでした。

motionを見た瞬間、最近結構練習でやってたAI motion!!!!しかもGemini前の練習のmotionセットに入ってたやつで上土井さんの解説いただいていたやつだ…!!!と、Oppケースを記憶の底から引っ張り出し、AI,人間のキャラや特にcourtにおいて重要なことを細かく分析しながら、どういう風にminorityが困るのかという話をプレパで詰め、これは流石にextensionにできるでしょ…!と、結構早い段階からMOの中身を決めれました。OGも人間の感情やbiasによってminorityが苦しむ!みたいな話をしていたので、これにぶつける形でMOでめっちゃいいスピーチしてくれました。OGにはぎり上回れなかったかな…?と思っていたら案の定、コンストラクティブはめっちゃ評価できたけどコンパリが足りなかった、というFeedbackをいただき猛省しました。起こりやすさで比較したつもりではあったんですけど、こっちの方がやばい!というところまで伝えきれていなかった、ということで本当にWhipのせいだ〜…と思いつつも、順番くるのが普段より早かったからだという言い訳をしながら、いいラウンドはできたなあと個人的には一番楽しかったラウンドでした。

 

R2 In aging societies, THW tax workers who are not living with their elderly parents. (OO/4)

motionみた時に、K Cup前のプレパ練でGovやって、部内練でも出したやつだ…!と、R1に引き続き進研ゼミ状態でした。しかもその部内練でひなちゃんOPPした上に上土井さんからしっかりfeedbackもらってたので、もうその通りに話そう!!とすぐにスピーチを作りはじめました。しっかりプルアップしてOGAIUの方々がいらっしゃって、英語のうまさにもう思考停止になりかけて、ラウンド中に弱音吐いてるめちゃめちゃ頼りない先輩をやってしまいました。Opening終わって、なんとか4位は避けたい…!とひたすらCGに袖POIをちらつかせまくりましたが、とってもらえず何もできずに4位ですね…BPジャッジのClosingの取り方の違いに困惑しながらも、こっそり聞いてくださってたみっきーさん、栗栖くんと感覚が同じだったことには安心しました。BPジャッジはできない…って思いましたね…。

 

R3 THR the glorification of continuous self-improvement. (CG/1)

 Regret narrative的なmotionClosingとかextension出せなくない…?と不安がってたひなちゃんとは対照的にまあなんとかなるでしょ〜の精神でプレパをはじめました。言うべきことはある程度お互い分かっていたので、ひたすらどんな時にこのglorificationがあると困って、ないとどういいのかという細かい分析と、CFはどうなるのかを描いた上でラウンドに。Openingがいい感じに並行してそれぞれの良さを話してくれていたので、CFをしっかり描いてOppの話はnot ME, そしてOGImpactdepressionsuicideはかなりextremeなので、起こる確率高くて広い範囲のハームをいくつか挙げ、enjoy勢のディベーターがやめちゃう…!と言う話をしました。後から自分のスピーチを聞き直すと足せるところたくさんあるなあ〜…とやり直したくなりますが、この時はかなり気持ちよくスピーチしてたせいで気づいたら時間超過してましたね…すいません…。

 

3.     感想と感謝

 スピーチを聞き直したりFBをいただいたりすると、まだまだできることたくさんあったなあ、あと一点はなんとか取れてたなあ…、私のセカンドのスピーチ力のせいだ…と後悔とひなちゃんへのごめんねでいっぱいになってしまうのですが、本当に楽しかったし、いろんな面で成長できて、ちょっとは先輩っぽくなれたかなって思えた大会でした。

今回の大会全体を通して、本当にいろんな方々に感謝しかないです。

まずは今回一緒に組んでくれたひなちゃん。頼りない先輩を誘ってくれて、たくさん練習にも付き合ってくれながら、毎回説明下手な私の話を汲み取って素晴らしすぎるスピーチをしてくれて、最後には組んでよかったです〜という嬉しすぎるお言葉までくれて、本当にありがとうございました!

そして、かなりの頻度で練習も付き合ってくれて、自信失ってるときにはたくさん励ましや建設的なアドバイスをくれて、当日も予定の合間をぬってずっとサポートしてくれてた同期の栗栖くんとあまね。本当にありがとう!!特に栗栖くんいなかったら自信もなく、うまくいかない状態のまま大会出てたことになってたと思うし、こんなにディベート楽しい、って思えてなかったと思います。これからも自主練誘ってください

そしてたくさん練習やいろんな面でのアドバイスをくださった上に当日進研ゼミ状態にしてくださった上土井さんや、長いラウンド録画に細かくFBやアドバイスをくださったみっきーさんをはじめ、日頃の部内練や練習日以外にもお忙しい中練習に付き合ってくださった先輩方、本当にありがとうございました!

最後になりましたが、大会当日丁寧なフィードバックをくださったジャッジの皆様、BP Novice West 2021を運営していただいたコミの皆様、本当にありがとうございました!!

 

4.     最後に

最後に一つだけ、相当なプレッシャーを感じながらプレパをうまく回せないことにたくさん悩んだ私から生産性のあることを言えるとするなら、プレパで「わからない」を気軽に言える関係になることは本当に一番大事、ということかと思います。ジェミニの時にも最初は遠慮なのか同期に対するプライドなのか、「知ったか」をしてらっしゃった方もいましたが()、大会当日、「わからない」を細かいところでもすぐに言ってもらえて相当やりやすくなったし、信頼されてるなって感じました。今回も特に当日は不安なところは細かく言ってくれて、むしろ私の方が安心してラウンドに入れました。プレパの時間の使い方を決めるとかもそうだけど、それよりもこの信頼関係が一番大事だと痛感した、ジェミニからのこの約2ヶ月でした。言われると嬉しいけど、言うのってなかなか難しいよね。特に先輩だと。私も先輩と組むとやっぱりこんなのも知らないのがおかしいか〜…と「知ったか」しちゃうので笑 これからはたくさん「わからない!」って言うので、これから組んでくださる先輩方、覚悟してくださると嬉しいです!笑

そして同期の力は偉大、ということですかね。本当にみんな大好きです。2つになってしまいました。

長くなってしまい申し訳ないです!最後まで読んでくださった皆様、ありがとうございました。

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BP Novice West 2021に参加しました。1年生の浪﨑陽菜です。

この大会を通して、先輩とたくさん練習、お話しができて嬉しかったです。

 

1.大会前までの練習

初めてのBPスタイルの大会で、特にクロージングが不安だったので、クロージングの練習を中心にしてもらいました。BPで不安だったことが3つありました。

①クロージングでノーエクステンションになってしまう

エクステンションはほとんどというかすべて先輩に考えてもらいました。

②15分でオープニングの話が用意できない

プレパ練をして15分プレパに慣れるというので、なんとかなりました。

③ポイが怖い

オープニングもクロージングも先輩が常に後ろのポジションにいてくれたので、答えられる限り答えて、あとは先輩に説明してもらいました。

今振り返ると先輩に頼りっきりで、先輩の助けなしでクロージングをするときが思いやられます。

 

2.本番

R1 In criminal trials, TH Prefers using AI judges to human judges/juries.

COでした。このモーションを見た時、oppで思いついた話が、感情がないと被告の心情を理解しにくいから良くないのかなーなんていう、ひどい感想しか出てきませんでした。スタートからノーエクステンションの危機でしたが、そら先輩が教えてくれた話をそのままMOで話し、なんとかその危機を回避しました。

 

R2   In aging societies, THW tax workers who are not living with their elderly parents.

OOでした。

8月の練習で全く同じモーションを全く同じサイドでやっており、スピーチの復習もしているという今までにないほど万全の状態でスピーチをしました。とても落ち着いて話せたのですが、RFDではジェネラルな話をしすぎていたというコメントをもらい、4位でした。

 

R3  THR the glorification of continuous self-improvement.

CGでした。glorificationとcounter factualについて詳しく説明しました。先輩が「九大で満足しているのに、東大に行け!とoppressされたり、のんびりディベートをやりたいのに、練習しろ!と言われて苦しむよね」というふうな例を挙げてくださって、状況を理解してスピーチができた気がします。

 

3.さいごに

 いつも以上に、先輩につきっきりで色々なことを教えていただき、BPのプレパのやり方やスピーチの流れなど、一人では学べないことをたくさん学びました。また、今まで同級生と出ていたNAの大会に比べて、先輩方の練習量と熱意が圧倒的で、私も見習いたい!と思いました。外出先から試合を聞いて応援してくださった先輩も、その熱意に対する驚きとともにとても励みになりました!いつもフィードバックや優しいお言葉をありがとうございます。

 BPスタイルのディベートは右も左も分からず不安でしたが、はじめてのBPの大会のペアがそら先輩で本当によかったです。ありがとうございました。

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QUDS4年の今田淳です。BP Novice West 2021に参加しました。

感想を書かせていただきます。

 

1. 大会まで

 一緒にチームを組んでくれたのは、3年生の三谷くんです。僕も三谷くんも、3年生からQUDSに入りディベートを始めました。途中から入った者どうし、大会を楽しめたらいいな、と思い出場しました。ちなみに目標は「全ラウンドで3位以内」です。

 

2. 大会当日

 当日の朝、お互いにそこまで緊張もなく「いつも通りやろう!」と話しながら本番を迎えました。

 

R1:  In criminal trials, TH Prefers using AI judges to human judges / juries.

 

 OOでした。R1でしたが、落ち着いてプレパができました。メインの話として、「判決を出すには感情的な要素も大事で、AIにはそれを判断できない!」という話をしました。

 同じサイドの後ろがQUのそらさん&ひなさんチームで、何だか心強かったです。目標通り3位でした。順調なスタートです。

 

 

R2: In aging societies, THW tax workers who are not living with their elderly parents.

 

 OGでした。メインの話として、「みんなで力を合わせてお年寄りをケアしよう!」という話をしました。三谷くんがPMでしっかりケースを立ててくれました。しかし、oppから「なぜ親のいない若者まで、力を合わせる義務があるのか?」という反論を受けて、これには返す言葉が見つかりませんでした..。

 ラウンド終了後にジャッジの方に聞いてみると、そこはプラクティカルでゴリ押すのがいいらしいです。勉強になりました。順位は3位でした。順調です。

 

 

R3: THR the glorification of continuous self-improvement.

 

 CGでした。R3にして初めてのclosingだったので、ワクワクしながら臨みました。メインの話として、「self-improvementは大抵、他人が決めたもの(大学入試や昇進)だから、自分の好きなことができなくなってしまう!」という話をしました。

 narrative系のmotionで、プレパしていて楽しかったです。順位は残念ながら4位でした。サイレントラウンドだったのでセーフです。

 

 

3. 感想

 練習も当日もずっと、楽しく穏やかにディベートをしていました。一緒に出てくれた三谷くん、ありがとう。

 他の同期のみんなのように、先輩として後輩に何か教える!ということはあまりできませんでした。ですが、2人でプレパの仕方やロールをいろいろ試してみたり、ラウンドが終わって「こうすればよかったね〜」と反省会をしたり、一緒に改善していて楽しかったです。たくさん勉強になりました。

 

 最後に、一緒に練習して大会に出場してくれた「とぅるんとぅるんのぷりん」と「an in do who」の皆さま、当日も応援してくれた同期のお2人、それからいつも練習でたくさんのことを教えてくださるQUDSの皆さま、ありがとうございました。これからもよろしくお願い致します。

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書いてくださった皆様、そして最後まで読んでくださった皆様もありがとうございました!


大会結果

BP Novice West 2021

4th Rookie best speaker

 Hina Namisaki 

 

 

Participants

 とぅるんとぅるんのぷりん(Hina Namisaki, Sora Nishimura)

 an in do who(Ryuki Saiso, Haruka Sato)

 warabi(Miyabi Mitani, Atsushi Imada)

 

最後に、BP Novice West 2021を運営していただいたコミの皆様、ありがとうございました!