過ごしやすい気温となってきました!九大では多くの学生の夏休みが終わろうとしています(;_;)

 

今回は、8月上旬に東京大学にて行われた銀杏杯について1年の髙木君にブログを書いてもらいました!

 

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お初にお目にかかります。1回生の髙木です。今回は、87日から88日にかけて行われた9th Icho cupについて報告させていただきます。

 

まずは、Icho cupについて、簡単に。

Icho cupは、“銀杏をモチーフとしたロゴを採用する東京大学で開催される大会です。

1年生にとっては初のブレイクのあるNA大会となります。今回も、全国の大学、そして高校からチームが多数参戦していました。QUDSからは私と古舘君がdebaterとして、木浦先輩がequity officerとして参加しました。


では、大会についての話へ入りたいと思います。

 

一日目

R1:THW ban negative campaigning in political election.

Vote: Gov (lose)

選挙において選ぶ対象は議員や大統領など実際に政権や政治を担う者であり、さらに選挙により選ばれた者は一定期間その地位に留まり続け、重大な局面においても国民の同意なく対応を決定する権限を持ちます。選挙におけるnegative campaigningを禁止した場合、こうした権限を持つこととなる候補者個人の資質や思想についての情報が得られなくなる、と考えて議論を展開したものの、gov sideの“個々人の政策について、適正な議論が展開される”とのargumentより優位であることを示すことができなかったことなどから、voteは得られませんでした。

 

R2:THW force doctors to tell the true condition of illnesses directly to patients.

Vote: Gov (win)

患者に真実を伝えることで、患者は自身の病気、また自身の余命について適切な見通しを持つことができ、例え初めにショックを受けたとしても、最終的には自身の真に望むことを行うことができ、また、真実を伝えず、後に発覚した場合、患者が医者や家族に対し不信感をもつことで結果的に意思決定などにおいて患者自身が不利益を被ると考え主張を展開しました。Opp sideは、真実を伝えられた場合に患者が生きる気力を失ってしまうこと、またそもそも患者には“真実を知らされない権利”があると主張しましたが、Opp sideimpactが、Gov sideimpactに比べて弱いと判断され、voteが得られました。

 

R3:THW force religious schools to provide sex education(including contraception and existence of abortion).

Vote: Gov (lose)

避妊や人工妊娠中絶を含めた性教育について、宗教系学校で実施した場合、生徒の信条と異なるものである場合、はじめから受け入れられなかったり、教師(または学校当局)がバイアスのかかった方法で性教育を実施したりすることが考えられ、また私立大学でもある宗教系学校での実施はそれ自体が学問の自由や信教の自由に反すると考え主張を展開しましたが、Gov sideのほうがOpp sideに比べ生徒に対するメリットが多少なりともあること、またOpp sideの学問の自由、信教の自由についてその重要性の説明がなかったと判断され、voteは得られませんでした。

 

R4:THBT social media(i.e. Facebook, Twitter, etc.) should actively remove content that they deem to be fake news from their platforms.

Vote: Gov (win)

SNSは誰でも情報を発信、閲覧でき、また情報の拡散するスピードは加速度的に増してゆくという特徴があります。また、SNSはシェアを通して同じ思想、考えを持つ人々をつなげる働きがあります。そのため、フェイクニュースやデマが一旦流布すると、極めて速いスピードで拡散するほか、たとえフェイクニュースやデマを訂正する情報が発信されたとしてもフェイクニュースやデマを信じている人々は同様の考えを持つ人々とつながっているためなかなかその情報が受け入れられにくい状態となっていることが考えられることから、フェイクニュースやデマによるharmを避けるために削除が必要であると考え主張を展開しました。Opp sideは削除を運営会社が行った場合、例えば“虚構新聞”(実際の記事を模したジョーク記事や風刺記事を掲載するwebサイト)のようなコンテンツまでもが排除されることになると主張しましたが、Gov sideが“そういったコンテンツはそもそもフェイクニュースとはみなされない”と反論したこともあり、voteが得られました。

 

二日目

R1:THBT CEOs of large corporation should be elected by employees rather than share holder.

Vote: Opp (lose)

現在発生している労働問題は、株主から選ばれるCEOが、利潤追求を重視しすぎた結果発生しているものであり、planを取ることにより労働問題や、労働環境の改善が図られるほか、現場を知っている労働者たちがCEOを選ぶことで、現場目線での経営改善策が図られると考え主張しました。しかし、Oppサイドからそのような労働問題は現状で解決しうるものであるほか、労働者は長期的な視点から施策を講じることが難しい傾向にあり、会社の維持、発展にとって必ずしも有益になると限らないこと。また、そもそも株主にとって会社の価値が長期的に上昇することもメリットとなるため、ひたすらに利潤追求を図る施策を取ることは、少なくとも大企業では考えられないとの反論、主張があり、敗れました。

 

 

 

今回は相方のおかげでなんとかブレイク、本戦出場を果たすことができました。これからもまた別の大会でブレイクを果たし、できる限り上位へ向かうことができるように努力したいところです。

 

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大会お疲れ様でした!今年の銀杏杯にはブログを書いてくれた髙木君と古舘君の二人が”QU Mobile”として出場し、Double Oct Finalistになりました(*'▽')

おめでとうございます!これからもみんなで頑張っていきましょう!

 

↑表彰の様子