みなさま、コロナウイルスの流行でいろいろな変化が起こっていますが、いかがお過ごしでしょうか。長い期間あいてしまったブログの更新です。(現在進行形でブログを書いてもらっている人が何人かいるので、更新頑張ります・・・)

今回は、つい先日に行われた一年生大会である「Wakaba Cup」にディベーターとして参加した大島凛士君にブログを書いてもらいました!大会の結果やいかに・・・!是非最後までお読みください!!!!

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はじめまして、QUDS1年の大島凜士です。高校時代まではディベートとは無縁の生活を過ごしていたため、よくわからないことを書いてしまうかもしれませんが、温かい目で見過ごしてください。今回は74日にあった若葉杯の感想を書きます。つらつらと書くのが好きなのですが、一応ディベーターなのでサインポストを出しておくと、

1.大会まで

2.大会のラウンド

3.大会を終えた感想

で書こうと思います。(サインポストを出すのが下手なのでもっとうまくなりたいです)今回の若葉杯は自分にとって初めての部外戦でした。

 

1.大会まで

 初めての部外戦、全国大会ということもありめちゃ緊張してました。しかし、今回のパートナーが松瀬さんで、「俺と松瀬さんならまあまあいいとこいけるんじゃ?」などとちょっと思ってました。練習の時に先輩たちが入賞したら焼き肉やハーゲンダッツをおごってくださると言ってくれていて、さらに木浦さんが4勝(全勝)したら高級ステーキ店に連れて行くと言っていて、これが大きなインセンティブとなって松瀬さんと自主練を1週間前から始めました。結局4回くらい夜ズームでプレパ練をしてました。(そらさんとかずまさんに来ていただいていました。本当にありがとうございます。)練習内容は、若葉杯の過去モーションを先輩に選んでもらって2人のプレパの様子を見てもらいフィードバックを貰う感じでした。この練習のおかげで、モーションのBoPがわかるようになり始めました。最初のプレパ練のときは松瀬さんと少し意見を出すときにためらいあっていた気がしますが、何回もやっていくうちに普通に仲良くなってためらいも無くなったので良かったです。

あとプレパの流れも自分なりにどうすればシステマティックに分析できるかなーとか考えて、順番的なのを作りました。

1.BoP

2.Actor

3.Problems and merits

4.Actor分析(インセンティブとかメカニズム、行動後の世界)

みたいな感じです。大会を終えた今ではあんまりよくないなーとおもっているのですが、なぜだめかは詳しくは後で書きます。(先輩たちからすれば意味わからない順番かもしれないですが、どうか温かい目で、、)

 

2.大会当日

 前日12時までプレパ練をしていて、1時にお風呂を上がって、寝たのが3時半くらいでした。(最近、緊張すると夜眠れないです)目覚ましで8時に起きて、朝ご飯は昨日炊いた冷たいお米に醤油をかけたやつで適当に済ませて、コンビニで昼ご飯を買って、ラインのグループ通話に参加して待機してました。最初の説明のときに、PoIされたらいやだなー、どうしようとか、model challengeとかやったことない!とかで焦ってかずまさんに聞いたりしました。始まるまでにそこそこ時間があったので、じぶんが言うパートの原稿の型みたいなのを作ってました。今回自分はGovsecond, Oppfirst,replyを担当しました。Govのモデル設定を詳しく言うのが結構苦手なのでありがたかったです

 

1戦目はTHW legalize child labor in developing countriesGov)で、ゴリゴリにやったことあるやんと思いました。モデル設定で8時間労働にして、勉強と仕事両立で仕事しないと明日を生きていけないみたいなスタンスだった気がします。搾取されてるから政府の介入でそれを防ぐみたいな、organ transplantとかsurrogacyとかと似てる、ありがちなやつです。(個人的にこの途上国タイプのメカニズムは言いやすくて好きです)それで相手がcompletely banのスタンスで教育を強調してきて、こちらは途上国には教育のお金が全然ないみたいに反論しました。まあ相手もpublic sectorとかの話を出してきて1戦目は負けてしまいました。このチームは全体4位だったのでまあしゃあなしって感じでしたが、直後はステーキの可能性がなくなったこともあり、かなり悔しくて、政府の介入のメカニズムが甘かったなーとか反省してました。終わった直後に松瀬さんに電話をかけてめっちゃぐち的な何かを言ってしまいましたが、次頑張ろうとか言ってくれてほんとに神でした。

 

2戦目はTHW anonymize candidates running for political office by making them use digital avatars with no specific characteristics in their campaignOpp) とかいう長すぎモーションでした。プレパでは松瀬さんのアノニマイズされたら立候補者は自分のマニフェストに責任持たなくなるよねっていう意見を中心に考えてました。そこから国民が裏切られて政府の不信感につながるみたいな話をして今回は勝ちました。自分的にも、相手の意見に瞬発的にプレパで出てなかった例とかを出せた満足度の高いラウンドでした。まあ一つ言うと政府への不信感自体はインパクトになってる気がしなかったので、不信感が募るとどういうことが起きるのかを言えたらよかったと思います。相手はディベート部を最近自分たちで作った1年生だったみたいで、行動力すごいし見習いたいなと思いました。初めて勝ったのが嬉しくてまた松瀬さんに電話をかけてしまいました。

 

3戦目はTHW allow ex-criminals to serve as police officers (Gov)でした。プレパのときに元犯罪者は技術面とか精神面とかで犯罪を防ぐのに役に立つ、元犯罪者にも好きな職業を目指す権利はあるとか一通り話して、どういう過程、検査を通して警察官として認めるかを話す際に、自分がリアリティーを出そうとしてうそ発見器の話を出したら、松瀬さんに「うーん笑」みたいな反応をされて1分くらいそれに時間を使ってしまいました。ごめんなさい。実際、現実でこのモーションを導入するなら医師との対話の中で脈拍とか呼吸とかの身体的変化を測定して、再犯の危険性を調べるかなーと思ったんだけど、この言い方だとリアリティーあるのかな?うそ発見器という言い方がバラエティー的なものを想像させたのかもしれないです。あとプレパの最初にQuoteの文って何かのヒント?とか思いましたが特に何もないみたいですね。損しました。今回、自分はGovsecondなので相手に反論してメカニズムの補足をしようと思ってました。木浦さんに教えてもらったparadigm differentiation, characterization, perception, actionを使ってアーギュメントを整理して、自分の中では結構うまく言えたと思いました。RFD前までは勝ったんじゃない?と思っていたのですが結果は負けで、スピーカースコアもこのラウンドはめちゃくちゃ低かったです。どうやら自分がただfirstの反復をしているだけで、エクステンションができてなかったみたいです。相手の「元犯罪者が警察にいると国民の中に漠然とした不安感が残る」というアーギュメントが残ってて、個人的にそれが有効打で取られると思ってなかったので驚きました。うーん、このラウンドは勝てたはずなのにな、って感じです。PMが完ぺきだったので完全に自分のせいで負けたのでこれがめちゃくちゃショックでした。ショックすぎて今回は電話をかけることができませんでした。

 

4戦目、ラストはTHW parents from marginalized communities should send their children to mainstream schools rather than schools exclusive to members of their own communityOpp) とまあまあ長めなやつでした。3戦目のショックと1日の疲労(立ち机で8時間くらい立ちっぱなしというのも要因かも)でほんとにプレパで頭が働かなくて何も考えられなくなり、焦って「ごめん、なんも考えられん」とプレパ中に言ってしまったのですが(incompetentにも程がある、、)松瀬様が、「全然焦らんでいいよ、落ち着いて考えよう」みたいなことを言ってくれて本当に救われました。ありがとう。プレパのやり方もこのブログの冒頭で述べたやつから、問題点を見つけたらhow terrible situation?とかhow important?とか掘り下げていくやつに変えました。自分の最初のやり方だと確かにある程度システマティックに分析できるけど、無駄なアクターとか、アーギュメントがassertiveになりがちなので結局ジャッジにあまり有効打として取られない気がします。でも掘り下げていくタイプだと、それ自体をサインポストにできるし、インパクトまで落とし込みやすい、と思います。そんな感じで松瀬さんが死んでる自分にどんどんアイデアを与えてくれてうまくfirstで子供は重要な時期、メインストリームの学校に行くとどれだけ苦しいか、民族同士で固まると発言しやすく自信がつくの3本立てで結構言えた気がしました。リプライも結構まとめられた気がします。そして結果は勝ちでした。最後に気持ちよく終われてよかったです。

 

3. 大会を終えた感想

 

 全体的にみて、ほんとにパートナーに助けられたなという印象です。自分のsecondがもう少しうまかったらもっと上に行けたのではないかと思うので、プレパ中に、予想されるアーギュメントの反論まで考えられるようにならないとだめですね。あとシンプルに自分から一貫した強いアーギュメントを出すことが少なかった気がするので、普段の練習の時にここの説明うまくできなかったなと思ったら、具体的にどんなことが言えるかまで考えるようにしたいです。今まではインパクトまで落とさないといけない、という抽象的なところで止まっていました。あとは比較をうまくできるようになりたいです。これも練習でラウンドが終わった後にどこの比較軸で優れているかを考えるようにします。今回の大会、初めて自分のを録音して聞き直してみたのですが、思ったより話すときに詰まっていて、そこも直したいと思いました。直すところがたくさんありますね。最終的に若葉杯は22敗になってしまいましたが、反省点がたくさん見つかったという点では収穫は大きいと思います。パートナーの松瀬さんや運営してくださった先輩方に本当に感謝です。これからも皆さんと一緒に楽しみながらディベートを頑張りたいです!長々と駄文にお付き合いいただきありがとうございました!

 

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「ディベートを頑張りたい」、この一言に執行部は感動です(´;ω;`)
次の大会も全力でサポートするので、頑張りましょう!!!

 

最後に、Wakaba Cupを運営していただいたコミの皆様、ありがとうございました!